県立川崎高校のクッキング部が3月24日、25日にわたり「第5回県川レストラン」を開き、教職員や同部OB・OGら53人を招待した。
第5回目となる今回は、「高校生ならではの韓国料理」がテーマ。同部部長の大内果帆さんは、「これまでは和食と洋食だったため、新たな一歩として趣向を変えました」と話す。昨年末には、今回料理長を務めた千葉夏衣(かい)さんとともに韓国へ出掛け、本場の味を確かめてきた。印象に残った料理をメーンに、招待する教職員の舌に合うようアレンジを加え、6回の施策を経て全5品を完成させた。
メニューは「豚肉のヤンニョム(薬味)のせ」、「手羽元のサムゲタン」、「キンパ(韓国風のり巻き)」、「3種のナムル」、「ゆずとハチミツのチーズケーキ」。キンパは海苔を内側にして巻くことでごはんが崩れないよう工夫し、デザートには同校環境委員会のメンバーが養蜂している蜂から採れたハチミツを使用するなど「ならでは」の要素を盛り込んだ。味わった教員は「予想以上に美味しく、特にキンパは具材もきれいに巻けていてこだわりが感じられる」と話した。
金額は原価の500円とし、招待客は味や接客などを考慮した上で、プラスの金額を支払うシステム。500円だけの人もいれば1000円を払う人までさまざまだった。同部の大谷彩美顧問は「先生達には褒めるだけでなく、教育的観点から金額を判断してもらうようお願いしました」と話し、余剰金はクラブの運営費に充てるという。
大谷顧問はさらに「生徒たちはコスト管理、接客、メニュー作成など一連の流れを経験することで将来に役立つスキルを学ぶことができたのでは」と話していた。
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