川崎発祥との伝承がある「三角おむすび」のレシピコンテストが5日、宮本町の稲毛公園で行われ、市立川崎高校3年生の島田さくらさんが考案した「小松菜ごはんのみそ焼きおむすび」が優勝に輝いた。
コンテストは三角おむすびを川崎名物にしようと、市民有志が企画し、117作品の応募があった。審査員による書類選考を経て、3作品が決選投票に残った。
コンテストは調理業者によって再現されたおむすび3作品を1セットにして販売。おむすびの購入者と審査員の投票によって優勝作品を決めた。
「小松菜ごはんのみそ焼きおむすび」は、小松菜ごはんを混ぜてその上に甘くした味噌をつけてあぶってもの。島田さんによると、
小松菜は川崎でよく採れることがインターネットで記載されたいたことから考案したという。小松菜にはカルシウムが多く含まれ、現代日本人のカルシウム不足の一助になるほか、ビタミンCが豊富で女性にも優しい食材だとしている。「年上の方たちなのでまさか選ばれるとは思わなかった。ホームページでレシピが公開され、お店で販売されるそうなのでぜひいろんな方に食べてもらいたい」と島田さんは受賞を喜んだ。
事務局の川崎区役所によると、上位作品のレシピは今月末の公開をめざしている。
コンテストを企画した池田ハルミ実行委員長の話。「コンテストを通じ、のらぼう菜という食材にも出会いました。改めて川崎市の南北の交流の必要性も感じた。若い方の参加も嬉しかった。東海道に関心を寄せて頂く機会になったのでは。来年もコンテスト実施を検討している。今から美味しい『おむすびレシピ』考えていただければ。」
全受賞作・者
三角おむすびレシピコンテストの受賞作品と受賞者はつぎのとおり(敬称略)。【優勝】小松菜ごはんのみそ焼きおむすび 島田さくら【準優勝】ノラボウ菜の三角おむすび 古賀澄子【3位】多摩川に春が来た 八木奈都子【区長賞(決勝補欠)】公園のギンナンありがとう!おにぎり 池田一子【東海道川崎宿2023賞(決勝補欠)】茶飯 國分果穂【デザイン賞】おむすび三兄弟 清水淑子【グルメ賞】天かすおむすび 前田将之助【商店街賞】川崎ハロウィンおむすび 山崎柚香【PTA賞】焼きチーズおにぎり 加藤千尋【ユニーク賞】川崎柿むすび 高橋和子【のりがいいで賞】川さきむすび 富山茂【アイデア賞】ごんぼう大師 冨田美知代【地産地賞】川崎名物「梅菜(うめーな)!」 阿部由美【春爛漫賞】さくら満開おにぎり 渥美和幸【食育賞】スタミナ満点!かわさきギョーむす、東海道多摩川MUSUBI、世界をギュギュっと!カワサキ餃子おにぎり〜しゃきしゃきのらぼう菜入り〜 大谷彩美【実行委員長賞】はるだよ〜 藤村千賀子【PTA賞】マトリョーシカおむすび 桑原あさひ【おいしそう賞】鮭チーズおにぎり 菊池アナパウラかおり【食べたいで賞】なしの肉みそ焼きおにぎり 小田悠梨【観光協会長賞】六さんおむすび 岡部佐代子【イラスト賞】アランチーノ、三角おむすび薩摩揚げ、ひとくち三角握り薩摩揚げ6色セット、カレー三角おむすびコロッケ風パン粉・油 小西正弘【栄養賞】六郷むすび 後藤有子【最高齢賞】こぶ入り塩握り、おかかむすび 末永さつき【スイーツ賞】和菓子風にぎり 肱黒美久
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