杖(アンプティ)サッカー全国大会 アウボラーダ川崎連覇 最優秀監督賞、MVPも獲得
ケガや病気などで手足を切断した人が松葉杖をついてプレーするアンプティサッカーの春の全国大会「第2回レオピン杯」が9日と10日、大阪府で開催され、地元チーム「FCアウボラーダ川崎」が優勝した。昨年秋の全日本選手権に続く全国2連覇となった。
同競技はクラッチと呼ばれる金属製の杖を使うサッカー。2年に1度ワールドカップが開催されるなど世界的に普及が進んでいる。今回の大会では日本アンプティサッカー協会に所属する6チームがトーナメント戦で優勝を競い合った。
決勝は昨年同大会優勝のFC九州バイラオールと対戦。アウボラーダは前半に先制点を挙げ、後半に3点を追加。相手の反撃を1点に抑え、4対1でレオピン杯初優勝を果たした。
半澤真一監督は最優秀監督賞、エンヒッキ・松茂良(まつもら)・ジアス選手は得点王と大会MVPをそれぞれ獲得。半澤監督は「選手、スタッフ、応援してくれている皆様のおかげ。まだまだ『強い』チームになることを目指す」と話した。
エンヒッキ選手は「1年かけてチームで頑張った結果が出て嬉しい。今後は秋の全日本選手権に向けて頑張っていく」と決意を新たにした。
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