区はこのほど『かわさき産業ミュージアムガイドブック』を8年ぶりに改訂し、6月から配布を開始した。
ガイドブックは近世から現代にかけての区内産業遺産を写真と図で紹介し、年表で歴史を辿ることができる。東芝の創業者、田中久重が19世紀に発明した無尽灯をモチーフにした富士見公園の無尽灯型街路灯、キルト工芸が手掛けた新幹線N700系の運転シート、川崎モアーズ地下の世界一短いエスカレーターなどが掲載。昭和初期のコロムビア川崎工場全景図や、日本鋳造の手動式ガソリンタンクなど、非公開の文化財も冊子で見ることができる。
今回は産業遺産を見て歩くイラストマップを初めて掲載した。マップは川崎駅周辺、京急大師線沿線、臨海部の3つ。市などが認定する「かわさき名産品」と共に産業遺産をめぐるコースを紹介している。
区担当者は「探検マップを活用して街を歩き、区内の魅力を再発見してもらえたら」と話す。
A5判でフルカラー。全70ページ。発行部数は1万部。現在、区役所、大師・田島支所などで配布している。問い合わせは区地域振興課(【電話】044・201・3136)へ。
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