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川崎区・幸区版 公開:2015年7月31日 エリアトップへ

川崎駅前仲見世通商店街振興組合理事長に就任した 西尾 猛さん 「シーハーズ」経営 59歳

公開:2015年7月31日

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「気軽に通れる商店街に」

 ○…186店舗が加盟する川崎駅前仲見世通商店街振興組合の先導を務める。「仲見世を次世代に引き継いでいけるように、みんなで考えていくための土台作りに注力したい」と抱負を語る。会員の商店主はビルのオーナーが多く、ビルをテナントとして貸している。商店街活動に理解を促し、結束を固めるため、一軒一軒のオーナーに地道に声掛けをして、活動の大切さを伝えていく。

 ○…自身の性格は「物事をはっきり言い、明るい」と分析。小学校時代の教師が付けたあだ名は「キャット」。やんちゃで猫のように活発に動き回り、おしゃべりだったことにちなむ。「自分から楽しめば周りも楽しくなる」と明るく笑う。そうした性格と、真面目な活動ぶりから会長に推された。

 ○…佐賀県出身。中学生の時に父の仕事の都合で藤沢市へ引っ越した。大学へ通うよりも早く働くほうがいいと考え、高校を辞めて飲食業界の道に入った。藤沢で飲食店を手伝い、22歳の時に知人に誘われて川崎に。オーナーやスタッフの人柄に影響を受け、バーなどで17年間働いた。仕事ぶりが認められ、8店舗の店長を任されるまでに。39歳で独立し、パレールビルにニンニク料理の「シーハーズ」を出した。1999年には仲見世通りにも出店。「チャンスを待っているだけではダメ。チャンスが来た時に備えて自分を磨いておくことが大切」

 ○…8月25日、26日には同商店街で「ハシゴしナイト」も控えている。チケット制で店を回り、料理と飲み物が楽しめる。「店をはしごして、どんどん利用してほしい。気軽に入ってもらえれば」と話す。10月には近隣商店街と合同で「いいじゃんかわさき」を開催。周辺商店街と連携し、街を盛り上げる。「イベントを通してかつての賑わいを取り戻し、親子が気軽に通れる商店街になれば」。イベントにはそんな願いを込めている。

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