川崎市は高齢者の生きがいや健康維持を目指すため、定年退職者に旅行などの外出機会をつくりだして介護予防に役立てる事業に取り組んでいる。その試みの一つとして旅行業者と福祉施設と連携した「生きがい発見!五感刺激プログラム」を10月1日から実施する。現在、モニターを募集している。
同プログラムは市とJTB総合研究所(日比野健代表取締役社長)、福祉施設ケアネット(平英志代表取締役社長)の3社連携事業。産業の力で福祉分野の課題解決を目指す川崎市ウェルフェアイノベーションの一環として行われる。
具体的には来年1月11日までの期間中、全5日間開催。第1回目は主体的に活動する機運を醸成するため、脳の健康度チェックテストを行うほか、12月に実施する旅行計画を参加者全員で意見交換しながら作成する。
第2回(10月27日)、3回目(11月25日)は音楽活動や知的好奇心を活性化させるためのプログラム。クラシックコンサート鑑賞や楽器演奏のワークショップ、市内の工場を見学する。
4回目(12月16日)に最初に話し合われた旅行を行い、最後に意見交換会を開く。
市では「画期的な取り組み。参加者の毎日が充実することにつながるはず」とし、多くの参加者を募っている。対象は65歳以上の定年退職した男性ですべて参加できる人。夫人との同行も可。募集人数は20人程度で申し込み多数の時は抽選となる。参加費は無料。
申し込み・問い合わせは、9月18日(金)までにJTB総合研究所(【電話】03・3525・4528)へ。
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