夏にはリオ五輪や参院選が行われる16年申年。過去の申年に起きた川崎にまつわる出来事を振り返ってみた。
現在のラゾーナ川崎プラザに1908年、のちの東芝となる東京電気川崎工場が設立された。池田菊苗博士が「うま味(グルタミン酸)」の特許を取得したのも同年。その後、鈴木三郎助によって「味の素」と名付けられて商品化され、川崎区の川崎工場で生産されるようになった。学界でも甘味や酸味などに続く第5の味覚「UMAMI」として知れ渡った。
日本で初めてのメーデーが開かれた1920年、現在のJR南武線である「多摩川砂利鉄道」(同年南武鉄道に改称)が設立された。
現在、火葬炉の改修が行われている「かわさき北部斎苑」が1932年に高津区に開設。川崎区の南部斎苑が開かれるまで市内唯一の斎苑だった。1944年には、南武鉄道が国鉄に買収され、市電が開通した。
小説「太陽の季節」がベストセラーになった1956年、川崎市立市民会館が設立された。富士見公園一帯の再整備に伴って14年に閉館するまで、58年間市民に親しまれた。また、昨年閉店したさいか屋が川崎駅前に開店したのも同年。
1968年には東京から厚木まで東名高速道路が開通し、宮前区内に東名川崎インターチェンジが開設された。全国飴菓子工業協同組合がホワイトデーを打ち出した1980年、川崎駅前に川崎岡田屋モアーズが開店した。
毛利衛さんがスペースシャトルに搭乗した1992年、中原区に平和館がオープンした。市制80周年を迎えた2004年、ミューザ川崎が開設された。
市電の開通やミューザ川崎の開設など、市民に明るい話題が多かった申年。今年はどのような歴史が刻まれるのだろうか。
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