神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2016年1月15日 エリアトップへ

4月に発足50周年を迎える川崎市合唱連盟の会長を務める 田中 実さん 小田在住 66歳

公開:2016年1月15日

  • LINE
  • hatena

「楽しい」原動力に恩返し

 〇…70以上の合唱団体が加盟する川崎市合唱連盟会長に就いて5年。「50周年の記念事業」として一昨年から連盟のロゴマーク作成、年表まとめ、小学生から大人まで参加する250人の大合唱団の企画などの新たな取り組みに挑戦してきた。大きな節目の記念事業を成功させ、「今年は新たな一歩を踏み出す年に」と決意を固める。「自分が感じた合唱の楽しさを若い人たちに伝えていきたい」と次世代につなげる準備を進める。

 〇…高校生の時、合唱部の部長からスカウトされて入部。歌うことが好きだったが「相手のことを思いやらないといい合唱ができない」という合唱の魅力にはまった。部活以外に川崎混声合唱団へ入団。さらに友人から誘われて川崎市合唱連盟に所属し40年間運営に携わってきた。今課題となるのは若者の合唱離れ。「学生時代に合唱していた人が社会人になると離れてしまう。このままでは合唱がなくなる」。そんな危機感から、最近は若い世代に向けた講習会を開催する。「人生で辛い時、いつも合唱から力をもらっていた。だから恩返しの気持ちで合唱を盛り上げたい」

 〇…生まれは小田。好奇心旺盛な性格で何でも興味を持った。印象に残るのは小学4年の時の担任の先生。「音楽好きな先生で、授業でオルガンのイントロクイズをしたりね。楽しかった」。これが音楽の原点。高校時はバンドに熱中しストーンズを夢中で演奏した。父親が興した工場を継ぎ、42歳の時にコンビニのローソンを経営。実はローソン応援歌の作詞を手掛けたことも。「フレーズと言葉がガシャンってあう瞬間がある」と楽しそうに笑う。

 〇…定年後はゴルフ、社交ダンス、夫人との船旅など多忙な日々。挑戦することで活力を得ているという。「自分が元気じゃないと、周りの人を元気にできないからね」。連盟で掲げる目標「加盟団体数日本一」に向け、仲間とともに合唱の楽しさを伝えていく。

川崎区・幸区版の人物風土記最新6

杉山 孝博さん

社会医療法人財団 石心会理事長を務める

杉山 孝博さん

幸区在勤 76歳

3月22日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区戸手在住 20歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市在住 59歳

3月1日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

2月23日

瀬川 祐輔さん

川崎フロンターレでミッドフィルダーを務める

瀬川 祐輔さん

横浜市在住 30歳

2月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook