川崎区・幸区版 掲載号:2016年7月22日号 エリアトップへ

銀座のギャラリーで15回目の個展をひらく 松村 メイ子さん 中瀬在住 81歳

掲載号:2016年7月22日号

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絵を通じて心を通わせる

 ○…ボールペンで下絵を描き、水彩絵の具で色を付けて仕立てる。時間にしてわずか5分から10分…。区内2か所の介護施設で月に一度、誕生月にあたる利用者の似顔絵を描き続けている。14年前、母親が利用していたデイサービスに「利用者の似顔絵を描かせてもらえないか」とお願いして以来、描いた作品の数は1000点をこえる。そのほとんどの作品を今月27日から30日に東京・銀座のギャラリーで開く個展で飾る。

 ○…似顔絵を描く間、利用者との会話を楽しみ、印象深い言葉やイメージを絵に反映する。描き始めこそ、利用者は恥ずかしがるが、会話を重ねていくうちに「背景の色が私の好きな色」と絵に関心を寄せたり、「嫁がやさしいんだよ」と会話の中で本音を話してくれることもあるという。最初は利用者を絵のモデルとしか考えていなかったが、絵を通じて会話をすることが楽しみになった。

 ○…生まれは鶴見区。戦時中は父が戦場へ赴くなか、東京と静岡を行き来し、小学4年生の時に終戦を迎えた。その後1年間、山奥の小屋で兄弟と過ごす。当時はお風呂に入れず、近くの沢で体を拭くしかなかったが、同級生の父親にドラム缶の風呂に入れてもらったときのことは忘れないという。27歳で結婚。10年後に夫を亡くし、2人の子どもを女手一つで育ててきた。今は、2人の孫と暮らし、毎日家で聞こえる声に安堵感を覚えるという。

 ○…30歳の時、子どもが通う柔道の付添をするはずが自らも習うことに。3年で黒帯を取得し、50年近く続け、4段まで極めた。柔道での鍛錬もあり長年、元気いっぱいに過ごしていたが昨春、心筋梗塞を患い一時は危篤状態に陥った。それだけに今回の個展ができる喜びはひとしおだ。個展を開くギャラリーは奇しくも自身とほぼ同じ”年齢”。不思議な縁を感じつつ、「15回目の節目の個展を歴史ある場所で開催できることは嬉しい」と笑った。

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