川崎市アートセンター(麻生区)で明日6日(土)から、「平和のためのロードショー2016」として、戦時中の遺族の手記をもとにつくられた朗読劇「いしぶみ」が上映される。
同作は、1969年に広島テレビで放送され、芸術祭優秀賞やギャラクシー賞を受賞した「碑(いしぶみ)」を、戦後70年を機に、「そして父になる」などで知られる是枝裕和監督がリメイクした作品。広島出身の女優・綾瀬はるかさんが朗読する。
広島に原爆が投下された1945年8月6日、広島二中1年生321人は勤労動員され、早朝から本川の土手に集合していた。それは爆心地から500mの地点だった―。
彼らの最期を記録した遺族の手記を、映画「海街 diary」に続き、是枝監督とタッグを組む綾瀬はるかさんが、切々と静かに読み上げる。また、ジャーナリストの池上彰さんが、遺族やその関係者へのインタビューを通して、70年を経てなお残る「物語」の続きを伝える。
上映は19日(金)まで。6日〜12日(金)が午後0時15分から、13日(土)〜19日(金)が午前11時55分からと午後6時20分から(8日(月)・14日(日)6時20分の回・15日(月)は休映)。チケットは有料。問い合わせは同センター(【電話】044・955・0107)へ。
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