ハンドクリームをはじめとした医薬品を製造販売する「ユースキン製薬(株)」(本社・貝塚)で月に一度、社内書道同好会「悠書会」が3年前から開かれている。
同社代表取締役社長を務める野渡和義さんは書に造詣が深く、常々日本語を大切にしている。履歴書や「気持ちを出さなければならない」大事なレポートは、必ず手書きでの提出を求めている。同好会は「社員文化レベルを上げたい」という親心から始まった。
会の名称「悠」は、中国、台湾でユースキンという名を使う際に使用している字に由来。同好会とはいうものの、講師には気鋭の書家として書壇で注目されている叶春華(華心会主宰)さんを招く本格的なものだ。
仕事を忘れつつ、字を書くことで集中力を養い、精神統一を図ることができるのが最大のメリット。社員からは「上達を感じる」といった声や「宛名を書く意識が変わった」と仕事に役立っている実感も聞こえてくる。
区内に事務所を置く会社のちょっとした活動から見える風土や文化を紹介。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|