川崎市消防局は3月2日、川崎区南町の市消防局で、横浜トヨペットの整備士インストラクターを講師に招き、燃料電池自動車の講習会を行った。市内に8カ所ある消防署の警防技術指導員、特別救助隊ら署員約80人が参加。トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」の車両構造や火災・救助時の対応方法などについて学んだ。
講習会は2部構成。第1部は座学として、講師が「MIRAI」の車両概要、レスキュー時の取り扱い方や注意点を解説。署員から事前に受け付けていた質問に答えた。
質問は「MIRAI」だけでなく、「水素ステーションではどのような事故が想定されるのか」など、燃料電池車に関連する設備にまで及んだ。
第2部は実物の「MIRAI」を使った説明会を実施。参加した消防署員は車両構造の説明を受けるとともに、緊急時の対応方法などを熱心に聞いた。
市消防局警防部の酒寄恵司担当部長は「今後、燃料電池車の普及が見込まれる中、隊員らに正しい知識をもってもらい、事故などの時の対応方法を学んでもらいたかった」と講習会の意義を説明。「学んだことは各消防署内で情報共有し、実際に事故が発生した際に躊躇することなく対応できるようにしていきたい」と語った。
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