県政報告 よりよい教育現場の構築をめざして 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
私、西村くにこは、この1年、教育に関わる事案を審議する「文教常任委員会」副委員長を務めさせていただきました。新年度予算に計上された新たな取り組みをご紹介します。
不登校・いじめ・暴力行為への対応強化!
いじめ・不登校・暴力行為など、子どもの異変の背景には、虐待・貧困・発達障害など、さまざまな要因があり、専門家の介入なしには解決が難しい事例が増えています。西村くにこは、12月の委員会で、この問題を取り上げ、社会福祉等の専門的な知識・技術を用いて児童・生徒の置かれた環境に働きかけ、支援を行う「スクールソーシャルワーカー」の増員を訴えました。
新年度から、小中学校の拠点校配置(政令市を除く)が18人から24人、県立高校では20人から25人増員されます。また、心の問題に対応する「スクールカウンセラー」についても県立高校拠点校が61校に広がります。
教員の多忙化を解消!
OECD(経済協力開発機構)による国際教員指導環境調査によると、日本の教員の1週間当たりの勤務時間は参加国中で最も長く、授業時間はほぼ平均並みですが、課外活動(スポーツ・文化活動)の指導時間、事務業務、授業の計画・準備時間などが長いことがわかりました。西村くにこは、教員が児童・生徒とじっくり向き合える時間を確保するため、教員をサポートする人員の配置や制度の新設を求めていました。
これを受け、教員以外の者でも対応可能な事務業務を行う「業務アシスタント」が試験的に配置される新事業が始まります。
県立高校改革の推進!
県立高校においては、国際社会で活躍できる人材の育成、開かれた学校をめざし地域協働による学校運営等の改革を推進します。また、高校生等奨学金の拡充、障がいのある生徒に高校教育を受ける機会を広げるインクルーシブ教育もはじまります。その他、県立学校の耐震化や老朽化対策を実施するとともに、トイレの洋式化も新年度から順次整備してまいります。
今後も、よりよい教育現場の構築をめざしてまいります。
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4月19日
4月12日