川崎区・幸区版 掲載号:2017年3月31日号 エリアトップへ

上野区長インタビュー 「幸」多き4年振り返る

社会

掲載号:2017年3月31日号

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インタビューに応じる上野区長
インタビューに応じる上野区長

 2013年から幸区政の舵取り役として重責を担ってきた上野葉子幸区長が3月31日をもって定年退職する。川崎区副区長も務めた上野さんは両区民にとって馴染み深い。本紙のインタビューに応じ、4年間を振り返った。

 最初に上野区長は、4年間費やした幸区役所の建て替え工事について触れ、「駐車場利用に際し、区民にご迷惑をおかけした」と詫びた。その上で「幸区役所新庁舎は7区の中で一番快適。耐震もしっかりしている。環境にも優しい。区民に利用しやすい建物になった」と強調した。

 重点を置いた取り組みに「防災対策」を挙げた。東日本大震災で帰宅困難者対策に当たった経験や川崎副区長時代、川崎区民の津波に対する危機感の強さを肌で感じたことなどが背景にあるという。こうした経験をベースに「行政発信を高める」ことに力を注いだとも語った。2015年11月には鶴見区、川崎区と防災を中心とした包括協定を締結。上野区長がその主導役を果たした。幸区は鶴見区と地続きにあり、鶴見川の水害がたびたび発生。「その記憶について語る年配者が多い」ことから、どうすべきか考え、協定を結んだ。今後は連携をさらに深めていく必要があるとの認識を示した。

 区独自で作成した防災訓練マニュアル本については、今後区内で行われる避難所開設や運営訓練に一定の道をつけた「私の卒論」の一つとして、成果を強調した。

 地域包括ケアシステムの構築についても言及。2014年度から超高齢社会に向けた準備を進めてきたと述べた。その翌年「ご近所支え愛モデル事業」と銘打ち、市民にアウトプット。安心して暮らし続けるまちづくりの礎を築いた。

 区民と行政が「一緒に楽しめる事業」として御幸公園に梅林を復活させる「御幸公園梅香(うめかおる)事業」を挙げた。区内3地区の中で南河原地区は川崎駅前でスポットライトの当たる施設や建物が次々と完成。日吉地区は夢見ヶ崎動物公園の整備が終わりつつあった。残りは御幸地区。区民が誇れるものといえば、梅ということで梅林の復活を決めたと語った。

 区長として終わることに「幸せを感じる」と語る上野さん。区政の今後については、コミュニティーの希薄化が課題と指摘。「町内会、自治会の加入率が一番高いのが幸区。新たに入る人に加入してもらうつもりで行政、町内会が取り組んでもらいたい」とも語った。行政職員には「決意、決断、覚悟、市民との信頼関係の構築」をもって仕事に取り組むべきとエールを贈った。
 

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