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川崎区・幸区版 公開:2017年6月16日 エリアトップへ

川崎消防署長として管内の火災予防に尽力する 石井 博道さん 横浜市都筑区在住 57歳

公開:2017年6月16日

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鳥の目、虫の目で火災予防

 ○…就任2カ月で力を注ぐ一つが法定の立ち入り検査だ。「管内は川崎の玄関口で、飲食店が入る雑居ビルが特に多い。それぞれ異なる会社が入るので、扉などの共有部分の管理や防災訓練の実施が難しい」と課題を捉える。一方で、立ち入り検査はビルオーナーらとの対話ができる機会。防災訓練の実施や協力を求める場として捉える。訓練実施や安全管理などの声掛けを署員に呼びかけていく。

 ○…1984年、市消防局に入り、川崎消防署に着任。川崎区大島や小田の出張所で、救急隊や消防隊として最前線で活躍。その後、市内各署の予防課に配属され、川崎アゼリアや川崎ルフロンといった商業施設がオープンする前に、消防設備の審査や検査に携わった。新築ビルが建つ際に、時には設計の変更をお願いしたことも。「華やかではないけれど、『安全な建物にしたい』という思いで、やってきた。今でも自分が関わった建物がしっかり維持されているのを見ると誇りに感じるとともに、協力してくれた事業者に感謝している」

 ○…趣味は野鳥観察。通勤途中や帰り道、散歩コースなど「気付いたら鳥を見ている」。多摩消防署時代には終業後、鳥を眺めに生田緑地へ行くのが楽しみで、ホトトギスの鳴き声に聞き入っていたことも。自宅を訪れた珍しい鳥や、鳥にまつわる小噺、昔飼っていた鳥のエピソードなど、鳥を語りだしたら止まらない。

 ○…福島県田村市出身。小さい頃から動物や花、昆虫が好きで、虫取りに駆け回り、ファーブル昆虫記やシートン動物記などを読みふけった。自身の性格については「あまり深く考えない。考えすぎても行動できないからね」と分析。思いきりの良さが魅力だ。「自然が残っている」と選んだ横浜市都筑区の自宅近くでは、お気に入りの散歩コースを歩くのが息抜き。時にはコースを外れて別の道を歩くなど、新たな発見を楽しむ。公私のバランスが取れた署長だ。

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