神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2017年8月4日 エリアトップへ

川崎市東田商店街商業協同組合の理事長に就任した 小林 誠さん 川崎区新川通在住 51歳

公開:2017年8月4日

  • LINE
  • hatena

商店の魅力とことん追求

 ○…「今の商店街はいらないと思っている」。雛人形の顔のように優しい語り口とは裏腹な言葉を発した。今年4月、商店街の理事長になった人の言葉とは思えない。「昔の商店街は精肉店、鮮魚店、青果店、洋品店、雑貨店、飲食店と色々な業態があり、お客さんが自然に集まってきた」。人が集まる新しい商店街を作らなければならないと言う。「人の魅力を感じる店の集合体にしたい。そのために他所でもやってますが、まちゼミにも取り組んでいきたい」と。商店街以外の人からの意見も取り入れるなど、根本からの見直しも図っている。「頼りない理事長のために同世代や若い世代も一生懸命、色々な提案をしてくれます。例えば商店街フードコートとかね」と手応えも感じ始めている。

 ○…老舗人形店「林屋人形店」の3代目にして人形師。大学卒業後、すぐに家業を継いだ。小売専門店だったが、人形のことをより知るために、販売をしていた人形の作家に弟子入り。一つの作業を極めるだけでは終わらない人形作りの奥深さに魅了された。自身の作品を販売するまでには5年の歳月がかかった。今は雛人形の衣装に川崎市の花「ツツジ」や木「ツバキ」、「銀杏並木」を描いたふるさと雛の普及に力を入れている。「女の子は嫁ぐと地元を離れることが多い。いつまでも故郷川崎を忘れず、大切にしてもらいたいと思っています」。

 ○…趣味は人形の原型作りのために習った粘土細工。店の入口には本人作の小さな子どもの人形が店内をこっそり覗いている。最近は忙しくて作れないが、15年ほど前は粘土教室を開くほどはまっていた。当時の生徒が今でも店のギャラリーを使って展覧会を開くことがあるという。

 ○…家族は夫人と子ども3人。「私は部活を途中でやめてしまったんですが、息子は剣道を中・高とやり遂げたんですよ。その一点だけでも、親を超えましたよね」と目を細めた。

川崎区・幸区版の人物風土記最新6

加藤 和男さん

3月19日付けで川崎警察署長に就任した

加藤 和男さん

川崎区在住 59歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

少年消防クラブ指導者として総務大臣表彰を受賞した

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

川崎区桜本在住 78歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

杉山 孝博さん

社会医療法人財団 石心会理事長を務める

杉山 孝博さん

幸区在勤 76歳

3月22日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区戸手在住 20歳

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook