県立川崎高校と川崎区役所は2日、同校で育てた蜂から採れたはちみつを地域住民に味わってもらおうと「かわさきハニーフェスタ」を開催し、採蜜体験や試食を楽しむ人らで賑わった。
同校では2010年から養蜂を開始。今年は約6万匹のセイヨウミツバチを育てた。今年の蜜源は校内にあるサルスベリだという。
採蜜体験では同校養蜂部の指導の下、来場者が蜜刀と呼ばれる専用の刃で巣から蜜蓋を削り、巣を遠心分離器に入れて撹拌。採れたものを濾し、約10リットルのはちみつができあがった。
採蜜を体験した高野元雄渡田山王町町内会長は、「蜜刀が食い込むので表面を削るのが難しかった。はちみつは売っているものより甘くて美味しい」と話した。
採れたはちみつは来場者に振る舞われ、はちみつレモンにも使用した。このほか、川崎区の和菓子店「東照」が協力し、同校で今年採れたはちみつを使ったどら焼きの配布や、採蜜した時期の異なるはちみつの試食も行われ、来場者は「県川産はちみつ」を堪能した。
同部の高梨龍喜部長は、「甘くて上出来のはちみつができた。たくさんの人が来てくれて嬉しい」と話した。
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