桜本商店街主催の「日本のまつり」があさって19日(日)、開催される。30年以上続く地域の名物行事は昨年、諸事情で中止となったが、1年ぶりの復活にあたり、地域住民との一体感を高め準備を進めている。「地域に残すレガシー(遺産)に」と意気込みを見せる。
19日 多様な催し
今年で32回を数える「日本のまつり」は例年2万人超が訪れる(主催者発表)川崎区田島地区の最大級のフェスティバル。
もともとは大型商業施設出店に反対するため、署名活動を展開し、快く署名に応じてくれた地域住民へお礼の気持ちとして始まった。感謝の気持ちを忘れないよう毎年イベントを続ける中「いつしか地域住民も準備に協力してもらえるようになった」と石垣順之同商店街副理事長は語る。
昨年は様々な事情で中止を決断したところ、地域住民から残念がる声が相次いだ。復活にあたり、地域一体感をいっそう強固なものにするため、商店街と地域住民らによる実行委員会形式で進めることになった。
祭りは大島橘太鼓「鼓友」の触れ太鼓を合図に午前9時20分開始。地元でなじみ深い「ブラックシーサー」や「ザ・のんべーず」の音楽演奏、世界トップクラスのブレイクダンスのパフォーマンスがステージで繰り広げられる。名物の韓国・朝鮮の伝統芸能「プンムルノリ」のパレード、ねぶた、勇壮な神輿の練りは見どころ。今年は仮装来場も受け付ける。DJコーナーでは終日ノリノリのミュージックが響き渡り、フリーマーケット、東南アジアや南米のエスニック料理が味わえるブース、キムチづくり体験教室も行われる。
18日は大売出し
前日の18日は商店街恒例の大売出しを実施。「30年前の価格に挑戦」と銘打ち、商店主たちがこの日のために仕入れた商品を昭和価格で販売する。午後2時には参加店が一斉に目玉商品を驚きの価格で販売する。
問い合わせは、桜本商店街(【電話】044・266・1307)。
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