県政報告 「心のバリアフリー」をめざして 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
昨年4月に、障害者差別解消法が施行されました。これにより、民間事業者も、障害を理由として不当な差別的取扱いをすることが禁止され、また、障害のある方から、何らかの配慮を求められた場合、できる限りの対応、例えば、段差のある場所での車いす利用者の介助を行うことなどが求められるようになりました。
ともに生きる社会「かながわ」
これを受け、山形県では全国初の取組として、民間事業者の従業員などを対象とした研修を実施し、「心のバリアフリー推進員」を養成しています。具体的には、「障害者差別解消法」を学び、場面に応じた障害者への配慮などについて、2時間程度の研修が行われています。
神奈川県では昨年7月の津久井やまゆり園事件を受け、県議会における議決を経て、「ともに生きる社会かながわ憲章」が策定されました。私は憲章を実行に移すためにも、「心のバリアフリー推進員」を参考に、「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念を踏まえた本県らしい取組を進めることができないかと12月の一般質問で提案しました。
障壁(バリア)は乗り越えられる
そして本年、神奈川県でも「心のバリアフリー推進員養成研修講座」がスタートし、県内4か所で開催されました。
私も過日、実際に受講してまいりました。研修では視覚障害者の方と車いす利用者の方が講師をつとめ、自らの体験に基づいたエピソードを交えながら、障害者への配慮について講演。その後、障害者に対する接客として、視覚障害者の誘導や、車いすの介助実習を体験しました。
困っている人に対して親切にしたい、声をかけたいと思っても、どう手伝えばいいかわからない、そんな経験をされた方は多いのではないでしょうか、心のバリアフリー推進員養成研修での経験は、ひと声かける勇気の追い風となるでしょう。
今後も、誰もが暮らしてよかったと言っていただける「かながわ」を目指してまいります。
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日