クラブ創設21年目にして初のJ1タイトル獲得に、各界から喜びの声が聞かれた。
福田紀彦川崎市長は「川崎150万市民の誇り。これからも私たちに夢と希望を与え、ますます、川崎市を盛り上げていただくことを心から願っています」とコメントを寄せた。
「ファイト!川崎フロンターレ(ファイフロ)」のMCを務めるご当地アイドル「川崎純情小町☆」の長嶺あずささんは「諦めずに前を向かっていくことの素晴らしさを改めて学ぶことができた」と語った。
私設応援団「川崎華族」の山崎真代表は「フロンターレに支えられ、生活が豊かになった。クラブにはこれまで多くの人が関わっているがみな、自分のことのように喜んでいる姿にほっとした。おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんまで幅広い世代の家族が喜んでいる姿が嬉しかった」と喜んだ。
功労者も涙
フロンターレの優勝をテレビ画面で見つめた人がいた。川崎区大師駅前の「(有)忠ぶね」役員で私設応援団「川崎華族」相談役の石渡俊行さんだ。
石渡さんは同クラブの前身・富士通時代から川崎市商店街連合会の青年部として、サポートし続け、クラブ創設にも力を尽くした。
中村憲剛選手が「入団当初の等々力の観客は3千人ほどだった」というが、石渡さんが応援した当初は閑古鳥が鳴いていた。アウェイのゲームでは10人にも満たないこともあったという。
クラブ創立10周年の時にはサポーター代表として記念事業に携わった。数年前に体調を崩し、等々力での応援から退いた。
優勝のチャンスが巡ってきた今年11月のルヴァン杯決勝は、久々に生観戦したが、優勝は叶わなかった。
フロンターレのリーグ優勝が決まった瞬間、駅頭でのチラシ配りや武田信平前社長との餅つきなど、20年以上の思い出が一気に甦り号泣した。クラブや仲間とともに苦楽を共にし、「一度くらいは勝たせてあげたい」と思い続け、ようやく念願がかなった。
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