川崎市は11日、JR南武線の混雑緩和に向けて11月16日から30日までに実験的に行ったオフピーク通勤に1240人が参加したと発表した。
JR南武線は朝の通勤時間帯の混雑率が首都圏の中でもっとも高い188%(2016年)となっている。
これに対しJR東日本は対応策としてピーク時間帯の増発やより人員が乗車できる幅広車両の導入などで徐々に混雑率は改善してきているという。
しかし、さらに輸送力を強化するためには大規模な改修が必要で時間がかかることが見込まれるため、市ではこの路線を利用する市職員のオフピーク通勤に実験的に取り組んだ。
対象はJR南武線の最も混雑する区間である武蔵中原から武蔵小杉を利用する平日午前8時30分から午後5時15分に勤務している市職員。市の「働き方・仕事の進め方改革」とも連携し、時差勤務として午前7時30分から午後4時15分、午前9時30分から午後6時15分の2つを設定し、オフピーク通勤を促した。
参加した総人数は1240人。対象者数のおよそ80%にあたる。
1日あたりの平均参加人数は約690人で、延べ参加人数は6946人になった。なお消防局から任意で48人の参加があった。
時差勤務の選択割合は午前7時30分始業が55・2%、午前9時30分始業が44・8%と、1時間始業を早めた選択が多かった。
結果の検証はこれから。参加者にアンケートをとりながら1月ごろに取りまとめを発表する予定だ。
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