市政報告 車いす利用者に優しいバス停整備を 林としお川崎市議会議員民進みらい川崎市議会議員団
車いすの方々が安心して乗り降りできるバス停留所を――。12月議会ではバス停の環境整備について質問しました。
昨年6月頃、「『教育文化会館前』は、車いす利用者のバス降車が難しいので何とかしてほしい」との要望が寄せられました。このバス停には、広告付き上屋が設置され、車道側にはパネルがあります。その前後には街路樹や横断防止策が設けられ、車いす利用者の乗降に必要な幅員が十分確保されていませんでした。そこで、交通局や建設緑政局みどりの保全課と協議し、9月初めに、道路公園センターによって横断防止策を撤去していただいた経緯があります。
車いすの方々が安心して利用できる環境整備は、バス輸送安全性の向上、バリアフリー化の推進、さらには東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせた社会環境の変化への対応といった視点からも進めるべきです。議会では同様の環境がどの程度あるのか、今後の対応策について伺いました。
交通局長によると、現在、
広告付上屋が設置してある停留所は19カ所で、このうち広告付上屋の前後に街路樹のある市バス停留所は「市役所前」と「宮前」の2カ所です。これらのバス停は、街路樹の撤去等が難しいため、現時点ではバスの停車位置をずらすといった対応で車いすの乗降を行っています。「今後は、既存上屋の改修や新規設置の際には、関係局や広告付上屋事業者等と協議を行い、車いすの乗降に必要な幅員を確保する」と交通局長は答弁しました。
これを受け、私は、バリアフリー化の対応については、関係局・事業者と協議を行って早急に対応するよう要望いたしました。
バス停安全対策を質問
バス停留所の安全対策については、強風でも転倒したり動きにくい埋め込み型停留所標識と重たいベンチへの代替を進めるべきと昨年9月の議会質問に続いて訴えました。
これに対し、交通局長からは埋め込みが可能な停留所については引き続き代替していく予定。ベンチについて2018年度(平成30年度)までに全て新たなベンチに代替するとの答弁がありました。
バス停問題では、上屋の設置基準についても質問。 交通局長は乗客流動実態調査の結果を踏まえ、2018年度(平成30年度)の基準改定に向けた検討を行うと述べました。
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市政レポート
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