市民団体「21世紀川崎教育フォーラム」(江頭秀夫代表)は先月28日、中原区のNEC玉川クラブで腹話術師のしろたにまもるさんを招いたトークショーを開催した。
しろたにさんは腹話術を披露したのちに登壇。「腹話術は子どもだましの芸として認識されているが時事、風刺、教育、娯楽など、色々なことに挑戦すれば芸の幅が広がる」と語った。
これまでに3800回を超える公演を行ったうち、被災地などでのボランティア公演は300回以上にも及ぶしろたにさん。その原動力について「小さな頃から貧乏だったが、両親は困っている人がいると手を差し伸べ、そういう環境で育った」「奨学金を得て学校に通い今がある。そのお返し」などと話し「金、地位はないが優しさだけは持ち続けたい」と力を込めた。
腹話術の魅力については「1歳から100歳までが一度で見てもらえる」。学校でいじめについても「(相方の)『ゴローちゃん』を使うと子どもも素直になる」と語った。
同団体は、川崎市内の教育や行政などに携わる人たちの視野を広げ、様々な人との交流を深めてもらおうと20年ほど前から年に1、2回トークショーを開く。今回はボランティアの精神を知ってもらおうと企画。
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