川崎区大師地区の一大イベント「第14回かわさき楽大師」が来週末(14日、15日)に迫る中、主催するかわさき楽大師プロジェクト実行委員会(石川庸実行委員長)は催しを春、夏、秋の3部構成で実施することを決めた。年間を通じて大師地区に足を運んでもらいたいとしている。
2005年にスタートしたかわさき楽大師は、大師公園や周辺商店街などを会場に行われ、4年前から春の祭りと秋の映画上映会の2部構成で実施されている。
特に、4月中旬のイベントはメインイベントとして毎年20万人以上の人出で賑わいをみせる。実行委員会では「訪れる客へのおもてなしの質をさらに上げたい」との思いから議論が行われ、商店街イベントを夏開催に移動することになった。エリアを集中させることにより、「会場に足を運んだ人が催しをより濃密に楽しんでもらえる上、実行委員の人員配置も絞ることができる効果もある」と委員の一人は解説する。「正月(冬)にはお大師様に初詣で多くの人が集まる。イベントを3回に分けることで四季を通じて大師に行けば何か楽しいことがあると感じてもらえる」とも語り、まちの活性化に期待を寄せる。
よさこい今年も盛大にイベント充実の2日間
14日、15日に開催される「かわさき楽大師」の催しが分かった。
初日は、地元小学校チーム、ホストチームを含め、50団体が「厄除よさこい」を披露。大師公園内のメインステージではコンテストが開かれ、受賞した5チームは午後5時20分から、川崎大師平間寺本堂前での奉納演舞に登場する。
表参道、ごりやく通り、大師銀座会(子育て地蔵通り)、仲見世通りの各商店街で各チームが趣向を凝らした流し踊りを披露する。
2日目はステージイベントが盛りだくさん。好評のトリビュート(模倣)バンドは「いとしのエリーズ」(サザンオールスターズ)、「Jin―Back」(B’z)などが登場し、ステージを盛り上げる。アメリカンフットボールXリーグチアリーダーズ、ダンスや和太鼓演奏、吹奏楽、大道芸などのパフォーマンスも行われる。
川崎大師平間寺信徒会館は、鼓笛隊演奏や子ども達によるピアノ演奏会、合唱など、地元で音楽活動を行う「大師音楽人」たちが出演する大舞台となっている。
55台のクラシックカーや総勢100人による神輿担ぎ、消防音楽隊などによる商店街パレードも行われる。
2日間を通じて地元プロレス団体「ワールド女子プロレス ディアナ」が薬師殿前広場で迫力満点の生プロレスを披露。ゴングは午後1時。子ども達向けのイベントでは、飛んだり跳ねたりできる人気の遊具「ふわふわトランポリン」が開設。昭和の遊びコーナーなども設けられる。
川崎大師平間寺大山門前には期間中は願い事を書いた短冊を奉納する場所を設置する。「願い事が叶う大師(まち)」をテーマに、思い思いの願い事を書くことができる。
かわさき楽大師は両日とも朝10時から午後5時まで(14日は一部7時まで)。詳細は本紙中面または、HP(「楽大師」で検索)で確認。
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