神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2018年4月13日 エリアトップへ

市営2施設 「友引」 火葬受け入れへ 夏冬に12日ずつ開場

社会

公開:2018年4月13日

  • LINE
  • hatena

 市営火葬場のかわさき南部斎苑(川崎区)とかわさき北部斎苑(高津区)は、近年の火葬需要の高まりを受け、今年度から「友引日」の受け入れを本格的に始める。夏場の対応や冬のピーク時の待機緩和、高齢化による多死社会への備えなどが目的だ。

 友引日を開場するのは、両施設ともに7〜9月と12〜2月の年12日ずつ。亡くなる人が増える傾向にある冬と、遺体の保管費用がかさむ夏に重点を置いた。特に冬場は、遺族が1週間ほど待たされる場合もあるという。

両施設で年間1万件超

 これまで友引日は、館内清掃やメンテナンスなどを行うための休業日としてきた。

 一方で、火葬件数は年々増え続け16年度は2施設合わせて1万353件と、2年前に比べて1120件増加した。市は今後、受け入れ枠を超える可能性もあることから16年度に友引日の2日間を両施設で試験的に開場。17年度にも4日受け入れた。利用件数は16年度が41件、17年度が76件だった。

 一般的に、友引日は「友を引く」との見方から葬儀や火葬は縁起が悪いとされ避けられる風潮があった。しかし、試行期間中の市のアンケート調査では、民間の葬儀事業者から「無宗教であれば葬儀を行える」「早期火葬で遺族の費用負担が軽減できる」と友引開場に肯定的な意見が多かった。

 市は「近年の価値観の多様化や在日外国人ら宗教の違いなどで、友引日に対する抵抗感が薄れつつある」と分析。今年度の状況を踏まえて次年度以降の方針を検討していくとしている。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

公示価格、上昇幅が拡大

公示価格、上昇幅が拡大

川崎区は商業地が8%以上

4月5日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook