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川崎区・幸区版 公開:2018年5月18日 エリアトップへ

臨港消防署署長を務める 菅野(かんの) 浩一さん 横浜市旭区在住 57歳

公開:2018年5月18日

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現場重視のゼネラリスト

 ○…臨港消防署での勤務は23年ぶり。着任後のあいさつ回りや会合に出席すると、顔見知りの「先輩」たちが今なお、元気はつらつと地域防災に携わっていた。大師公園でともに訓練をした山下仁さんは、今年4月から消防団長に就任。「地域のためにと、長年お守りいただいているありがたさを感じる。顔見知りの方と一緒に仕事ができることは心強い」

 〇…横浜市旭区出身。学生時代、地盤隆起や地震に関するニュースを目にし、防災に関心を深めた。1984年、川崎市消防局に入局。祖父母が川崎区小田に住んでいたこともあり、川崎との縁を感じたという。1995年の地下鉄サリン事件直後には消防局警防部警防課に配属。毒ガス装備をはじめとした特殊災害計画に携わったことは思い出深い経験の一つ。34年の消防キャリアで消防、救助、庶務を経験したゼネラリストだけに、バランスよく業務を見られるのが強みだ。

 〇…署長業務で最も重要なのは「地元との密接な関わり」と力を込める。幸消防署時代には、3つの連合町内会会合に毎回出席し、火災予防、特に放火防止を訴え、地域の防災力向上に努めてきた。「2回、3回と顔を出すうちに、地域の人たちと様々な情報交換ができるようになった」。署長ともなると地域に出向く機会は限られるが、それでも「できるだけ多くの人と顔を合わせるようにしたい」と意欲的だ。

 〇…殿町や東扇島は様々な企業が進出。今後、橋の完成によって物流の流れが変わるだけに、防災の重点に置くエリアだ。「我々が考えている以上に防災や災害に対する危機感を持たねばならない」と引き締める。まずは既存の防災計画の精査に努め、定期的な訓練ができるよう取り組んでいきたいとしている。

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