JR東日本(深澤祐二代表取締役社長)は同社変電所跡地で川崎駅西口開発計画の本体建設工事に着手した。ホテル開業は2020年春、全体完成は2021年の春を予定している。
施設の総敷地面積は約1万2400平方メートルで延床面積は約13万7000平方メートル。
ホテル棟は地上16階、高さ約59mで、同社グループ会社の日本ホテルが運営する「ホテルメトロポリタン川崎(仮称)」の開業を予定。客室は川崎エリア最大級規模の約300室で川崎エリアでの訪日外国人客を視野に入れる。レストランは時間帯に合わせたメニューや、テラス席などのバリエーションに富んだ客席のオールデイダイニングを計画。ロビーカフェでは「音楽のまち」川崎市にふさわしく、コンサートなどを検討していく。
オフィス高層棟は地上29階、地下2階、高さ約128m。総貸室面積約2万坪で川崎エリア最大級となる。
オフィス低層棟は地上5階、地下1階、高さ約27m。交流、憩いの場となる飲食店などの商業フロアを展開する。大型フィットネス&スパや保育施設も併設する。
JRによるとこの開発に伴う新たな改札の設置は、現時点では計画はないとしている一方、川崎市と連携し、必要性についての調査、検討を行っていくと含みを持たせている。
地元商店街も期待
隣接する川崎西口商店会の金澤松夫会長は「オフィス棟には8000人が入ると聞いている。ホテルの宿泊客も含めて商店街を利用してくれることを期待したい」と語った。
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