パラ卓球の国内ランク3位の今泉大地選手(川崎区藤崎在住・青嵐クラブ所属)が今月3日、福田紀彦市長を訪問し、2020年の東京パラリンピック出場に向けての抱負を語った。
今泉選手は、先天性脳性まひで右半身に障害が残る。卓球は12歳の時に始め、2017年のジャパンオープン・パラ卓球選手権大会で3位、チェコオープン(クラス8)では団体戦3位に輝いた。今年もスロバキアオープン(クラス8)でベスト16まで勝ち進むなど、好成績を残す。
東京パラリンピックに出場するには、世界ランク20位以内に入ることが条件。今泉選手は現在、国内ランク3位だが、世界ランクでは84位と、出場へのハードルは高い。この日、今泉選手は福田市長に「現在、ランキングを上げるために、麻痺している部分に筋肉をつけ、神経伝達の良くなるマッサージを施すといったトレーニングに勤しんでいる」ことを報告。また「数多くの大会に出場し、レベルの高い選手と対戦し勝利し続けることが求められている」とも述べ、国際大会での活躍を誓った。今泉選手は2011年から昨年11月まで川崎市職員として働いていた経験もあることから「皆さんの応援をいただければ嬉しい」とも語った。
今泉選手の報告を受け、福田市長は「厳しい(環境の)中で頑張っていることは(市民の)皆さんの励みになる」とエールを送った。
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