神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2018年11月2日 エリアトップへ

京浜協同劇団 姥捨山題材に記念公演 今月中旬から幸区古市場

文化

公開:2018年11月2日

  • LINE
  • hatena
熱のこもった稽古を行う劇団員(スペース京浜で)
熱のこもった稽古を行う劇団員(スペース京浜で)

 地域演劇集団「京浜協同劇団」が設立60周年を迎え、今月中旬から第1弾の記念公演を活動拠点の「スペース京浜」(幸区古市場)で行う。設立以来、地域の社会的なテーマを題材に上演。今回は深沢七郎原作の『楢山節考』を脚色した『おりん』で老いの問題を問う。

 現在、同劇団では会社員、自営業、定年退職者ら20人がメンバーとして活動する。

 1959年12月、劇団建設座、川鉄演劇研究会、劇団もぐらの3団体が合流して誕生。「この日、この地、この人々と」をスローガンに、地元の出来事で「平和」「戦争」「働き方」「保育」といった社会性のあるテーマを題材に150回近く上演し、一石を投じてきた。

 今回は、楢山節考を脚色した『おりん 姥捨て異聞』。70歳になる年老いた母親を山深い貧しい村のおきてに従って真冬の楢山に捨てに行くというストーリーだ。「今、年寄りが粗末にされていると感じる」と制作部の城谷護さん。「若者や未来を大事にすることにつながる」とも力を込め、高齢者の問題をテーマにすることを決めた。劇団員の和田庸子さんが原作を脚色・演出し、悲しさの中に親子の情、命の輝き、生きることの尊さを訴える。

 主役のおりんは、同劇団の設立当初からのメンバーで現在84歳の若菜とき子さんが演じる。稽古は6月からスタート。本番が間近に迫り、劇団員の練習にも熱がこもる。同劇団によると、若菜さんの迫真溢れる演技は見どころの一つ。また、音楽家の安達元彦さんのオリジナル曲は聴きどころで随所に流れる篠笛の演奏は感動を引き起こすという。

 公演は11月16日(金)から18日(日)、22日(木)から24日(土)。チケットは前売り大人2900円、70歳以上2500円、30歳以下2000円、学生1500円。当日は各500円増し。申し込みは専用電話(【携帯電話】070・7476・7894)。開演時間など詳細は、同劇団HP(http://www.keihinkyoudougekidan.com/)。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月19日

かこさんのプレート披露

幸区

かこさんのプレート披露

ゆかりの公園で活動紹介

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

誘客拡大のヒント探る

川崎商議所

誘客拡大のヒント探る

スポーツ、観光事業者が意見交換

4月12日

公示価格、上昇幅が拡大

公示価格、上昇幅が拡大

川崎区は商業地が8%以上

4月5日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook