県政報告 がんの終わりの始まりvol.3 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
「我々は今、『がんにおけるペニシリンの発見』ともいうべき時期にいる。がんの終わりの始まりだ。」イギリスの科学誌は、ノーベル医学生理学賞に輝く本庶佑先生による免疫細胞研究から生まれた「新薬・オプジーボ」をこう称賛しています。
オプジーボは、人が本来持つ免疫力を利用して、がんを攻撃し退治する「がん免疫療法」に用いる薬剤の一つです。がん患者が年々増加する中で、がん免疫療法は、現在広く行われている外科療法、化学療法、放射線療法に続き”第4のがん治療”として注目されています。
免疫療法の実施
私は、県立がんセンターでも、がん免疫療法を実施できるようにと訴え、2014年4月、免疫療法科(がんワクチンセンター)が開設されました。現在、進行がんや難治がんの医師主導治験・臨床試験が実施されています。なお、希望される全ての方が治験に参加できるということではなく、いくつかの条件がありますので、詳しくは「がんワクチンセンター」まで、お問い合わせください。
[がんワクチンセンター直通【電話】045・520・2227(月〜金午前9時〜午後4時)]
ゲノム診療もスタート!
さらに、県立がんセンターでは、本年9月から「遺伝子パネル検査」を用いた「がんゲノム診療」もスタートしました。これにより、がんの原因となる遺伝子の情報から、治療効果が期待できる薬を特定し、辛い副作用の軽減や症状の緩和が期待されています。公明党の提案で、より多くの患者さんにつなげるため「がんゲノム診療センター(仮称)」の設置に向けた準備も進んでいます。
今後も、さらなる「がん医療体制」の拡充を推進してまいります。
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4月19日
4月12日