県政報告 進化する川崎「キングスカイフロント」 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
世界初!iPS細胞で脊髄治療
iPS細胞を使って脊髄損傷患者の治療を行う「世界初の臨床研究」が、早ければこの夏にも実施されることになりました。この研究は、川崎区殿町にある医療特区拠点「キングスカイフロント」で、慶応大学の岡野栄之教授らにより進められてきたものです。脊髄損傷は、脳からの命令が神経に伝わらず、手足が動かせなくなったり、感覚がマヒしたりします。国内の患者は約15万人。年間5千人以上が事故などで発症し、現在は、損傷した部位を完全に修復する治療法はありません。
ロボットリハビリとの融合
私は平成28年2月の本会議で、この研究を取り上げ、さらに、最先端のロボット技術との融合について提案いたしました。知事からは、「実用化に向けて支援する」との前向きな答弁をいただき、ロボットスーツHALを使ったリハビリについては、すでにキングスカイフロント内で始まっています。今後は、最新のiPS細胞治療を受けた患者さんが、ロボットを活用したリハビリを行い、自らの足で再び歩くということも夢ではなくなります。
橋を渡れば羽田空港
キングスカイフロントには、すでに、数多くの最先端研究に取り組む企業や団体が進出しています。県が手掛けた「ライフイノベーションセンター」には、若い英知が集積していますが、これも私が総務政策常任委員会で、県主導の研究拠点を同地区に設置するよう提案したことに始まります。また、同地区は、羽田空港の対岸にあり、2020年には直結する橋「羽田連絡道路」も完成します。現地には石井国交大臣にもたびたびお運びいただき、その折に私は連絡道路の重要性を強く訴えてまいりました。
交番設置も推進
今後、多くの方々が行き交い、世界の要人の来訪も想定される同地区では、交通や警備など、安全・治安対策の拡充が必要です。私は平成29年12月の本会議で「殿町・キングスカイフロントへの交番設置」について提案し、このほど予算案に建設費が計上され、2019年度中の完成をめざしています。
いのちを守る研究を世界に発信しつつ、大きく経済のエンジンを回す!
進化する川崎「キングスカイフロント」にご期待ください。
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4月19日
4月12日