幸区小倉に在住する心理行動学の専門家・木下山多(さんた)さん(以下、山多さん)が3冊目の著書『元商社マン教師の学級経営革命』(さくら社)を出版した。
山多さんは、大学卒業後、総合商社に12年勤務。中学生による猟奇的な殺人事件を機に「教育から世の中を変えたい」と、35歳で私立中学校教師に転身した。教育現場では、商社経験や心理学に基づく理論を用いた学級経営や授業を実践。一方で、全国各地で企業などを対象に、メンタルケアの講演や研修会活動を行い、2冊の子育て本を執筆した。その後、「今、助けが本当に必要なのは、大人だ」との思いから、2015年に独立。心理の理解だけでなく、意識的・無意識的行動を変えることができる心理行動学「ニュートラルベースNLPⓇ」を開発し、リーダーシップやモチベーションアップなどの講演やセミナー活動を行う。
新著は、学校の先生たちが新年度を迎える前に読んでもらいたいとの思いで書き上げた。
四六判・200ページで6章にわけて紹介。教師は子ども達に安全・安心を与えることを行うべきであり、その場が「学級」であると説き、学級経営や学習指導のノウハウを紹介。その中では「教師は聖人君子であってはならない」「問題は起こるのが当然」「生徒はどんどん贔屓する」「イタズラを奨励する」「タブーこそ教師が教える」「予習は成績を下げる」「生徒を変えようとしない」といった「世間一般で言われている常識の誤り」を正し、人間の本質から説いている。
「究極のリーダシップ本」子育て、ビジネスにも
有効なほめ方を効率的に身に着ける方法や究極のリーダーシップなど「子育てやビジネスでの人材育成にも役立つ。ぜひ、手に取っていただければ」と、山多さんは語る。
価格は税別1600円。北野書店ほか、全国主要書店で販売中。山多さんへの問い合わせはEメールsantanonlp@gmail.com
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