第54回神奈川県看護賞を受賞した 志田 千代子さん 川崎区元木在住 59歳
笑顔のために寄り添う
○…「看護に携わる人にとっては目標の賞。まさか自分がもらえるとは信じられなかったが、続けてきたことは間違っていなかったと実証できたのは嬉しい」。今月、県内で保健師、助産師、看護師などとして、業務に励み、顕著な業績を上げた人に贈られる神奈川県看護賞を受賞した。
○…幼稚園の頃、中耳炎で親元を離れ1カ月ほど入院した。不安で仕方ない自分の手を握ってくれたり、寄り添ってくれたりした若い看護師の優しさに触れ、「こんな人になりたい」と思ったのが、看護師を目指したきっかけだった。准看護師になりたての頃、担当した若いがんの患者に対し、何もできなかった自分が情けなく、もっと勉強しなければと思い、勤務後、夜間の看護学校に通い、看護師の資格を取った。病気に対する知識が深まったことで、裏付けを持って患者を見ることができ、自信にもつながったという。長い看護師人生、たとえ自分がきつい時でも、できるだけ患者に寄り添い、思いやりのある優しさを忘れないという信念を貫いてきた。
○…群馬県嬬恋村出身。高校卒業後、伯母が勤めていた太田総合病院で働くために川崎へ。看護部長にまでなったが、現場で働いていたかったことと、体調を崩したこともあり、52歳の時一度退職。2年ほど休養していたが、病院から戻ってこないかとラブコールがあり「復帰は悩んだが、やはり看護師の仕事が好き」と復職。現在は看護部顧問として活躍する。
○…家族は夫と息子。仕事を続けながら子育てできたのは「しっかり子どもに愛情を注いでくれた夫のおかげ」と感謝する。趣味はドライブ。花を見るのが好きで、休みの時にはあしかがフラワーパークや、ひたち海浜公園など、季節の花を見に遠出をして発散する。
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市政レポート
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