議会報告 災害発生時の安全確保に向けて 川崎市議会議員 本間 賢次郎
令和初の論戦となった本年第3回定例会が7月3日に閉会致しました。私は6月28日の本会議で一般質問に立ち、災害対策について行政の見解を尋ねましたので報告致します。
地元の方々から「川崎競馬場を避難場所として利用できるようにして欲しい」というご意見を頂きました。川崎市のホームページの「指定緊急避難場所の指定」一覧表には「富士見公園(一帯)」とあるのみで、一方、川崎市地図情報システム「ガイドマップかわさき」には川崎競馬場に広域避難場所の印があります。つまり、文字のみの一覧表では「競馬場は避難場所ではない」と誤解を招くのです。この点を指摘し、今後の広報紙等には「富士見公園一帯(川崎競馬場・川崎競輪場・富士通スタジアム川崎(旧・川崎球場)を含む)」等と記載するよう要望致しました。なお、川崎競馬場には川崎競馬組合のご協力により、約3千人分の毛布や飲料、食料が備蓄されており、危機管理監も「川崎競馬場への避難は可能」との答弁でしたので、要避難時に競馬場が最寄りとなる周辺地域の方々は落ち着いて避難して頂きたいと思います。
また、人口増加が進む本市において、災害発生時に現在指定されている避難場所だけで全避難者の受け入れは可能かという不安のお声もあります。行政の指定する避難場所は公立学校等の公共施設がほとんどですが、本市の現状を捉え、避難時の不安軽減と安全確保のため、川崎競馬の例を挙げ、民間企業等のご協力の下、官民が力を合わせて避難場所を確保する取り組みの必要性を訴えました。民間企業等との連携は、川崎区で津波対策として地域の事業所等からご協力頂き津波避難施設の指定を行っていますが、今後は全市的にさまざまな災害に備え、地域の実情に合わせ、安全な避難場所の確保に努めます。
災害発生時の第一の不安は身の安全を確保できるかです。避難できる施設が近くにあることは不安の軽減に繋がります。引き続き、安心感を得られる災害対策に取り組んで参ります。
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4月19日
4月12日