川崎区扇町の昭和電工川崎事業所で川崎区大島発祥の「伝十郎桃」の実がなり、収穫祭を行った。
同事業所の伝十郎桃の栽培は、2001年(平成13年)に台木の花桃に伝十郎桃の穂木を接ぎ木したことから始まる。毎年花は咲く一方、実がならなかったため、市民団体「中原桃の会」から伝十郎桃の苗木を譲り受けた。2005年に結実し収穫祭を迎えたが、台風で苗木が流され再起不能となったという。2006年に再び同会から苗木を譲り受け、植樹を行った。今回実をつけた10個のうち5個は摘木し、5個は落下、最後の1個が残った。この一個を大切にして収穫祭を開いたという。
収穫祭には昭和電工川崎事業所総務担当の博田豪さん、中原桃の会石子秋夫さん、川崎市経済労働局農業技術支援センター古山和弘係長、飯塚正良市議が参加し、桃の実を味わった。参加者からは「ちょっとすっぱいが十分桃の味がする」という声が聞かれた。
収穫祭はこのほか、藤崎小学校でも行われた。
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