県政報告 「保護」から「愛護」へ県動物愛護センター完成 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
神奈川県動物保護センター(平塚市)が「神奈川県動物愛護センター」と名称を変えてリニューアル。動物を処分するための施設から、命を繋ぎ「生かすための施設」へと生まれ変わりました。
ペットの「いのち」を守るために
神奈川県動物保護センターは、野犬や飼えなくなった犬を処分する施設として1972年に設置されました。当時は全国で、年に100万頭を超える犬が保健所などに収容されており、殺処分という方法を取らざるを得なかったのです。しかし、関係者の「いのち」を守りたいという思いが40年後大きく実を結び、平成25年に都道府県としては初めて、犬の殺処分ゼロを達成。翌年には猫も殺処分ゼロになりました。
ただ、この偉業はボランティアの皆さんの懸命な活動と、現場スタッフの涙ぐましい努力により、紙一重のところで成立しています。
私は殺処分ゼロを支えるために、平成26年12月の県議会一般質問で具体的な提案を示しました。
動物愛護の拠点に!
質問では、以下の内容を提言しました。
【1】動物保護センターの建替え(当時のセンターは、焼却処分場の大きな煙突が異様な雰囲気を漂わせ、到底「動物愛護の拠点」と言えるものではありませんでした)
【2】そのための寄付を募る基金の創設(基金を設立すれば、財政の厳しい中での資金確保に繋がるだけでなく、広く県民の皆様の理解を得る広報効果もあると考えました)
【3】迷子ペットの飼い主を特定できるマイクロチップの推進(無責任な飼育の抑制だけでなく、大災害時の飼い主の特定にも役立ちます)
知事はこれらすべての提言に賛同。最終的に寄付は2億8000万円を超え、このほど『神奈川県動物愛護センター』が完成しました。
これからも、小さな「いのち」を守る取り組みを推進してまいります!
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4月19日
4月12日