夢見ヶ崎動物公園(村木芳夫園長)が今月8日、関東地方に上陸した台風15号により大きな被害を受けた。
シマウマ舎の前のケヤキが強風で根元から倒れた=写真=。木は3頭いるシマウマのうち1頭が迂回をしないと檻から外に出られない状態で倒れている。園によるとシマウマは外には出るが、戻る時におびえる様子が見られるため、1日も早く撤去をしたい考えだ。
しかし村木園長は「園のチェーンソーでは小さくて対応が難しく、撤去にしばらく時間がかかりそうだ」と話す。
シマウマ舎のケヤキは昨年の台風24号でも大きく傾いた木があり、伐採したことがある。
他にもヤギ舎の木が根元から倒れたり、フラミンゴ舎に木の枝が覆い被さるなどの被害もあった。幹が真っ二つに折れ曲がったり、太い枝が折れた木も随所に見られた。
幸いなことに動物がけがを負うなどの被害はなかった。
同園は昨年の台風24号の際も倒木被害を受け、秋の動物園まつりが中止になった経緯がある。
9日に折れた枝や落ち葉などの清掃をしていたボランティア団体「加瀬山の会」の成川七郎会長は「去年の台風より被害は大きいのでは」と話した。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
マリエンで茶道教室4月19日 |
|
|