県政報告 県内初 盲ろう者支援センターがオープン! 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
視覚と聴覚の両方に障害がある盲ろう者専門のサポート施設「神奈川県盲ろう者支援センター」が本年9月27日に横浜市と藤沢市の2か所でオープンしました。盲ろう者専門の施設は県内初で、全国でも東京都、兵庫県、鳥取県についで4例目です。昨年3月、盲ろう者ゆりの会の三田さん(当時会長)とお会いしてから1年半。驚異的なスピードで、悲願が実現されました。
一歩踏み出す希望を
「いつ朝が来て夜になったのかもわからない。外界から閉ざされた生活の中で、引きこもりがちな盲ろう者が孤独に陥らないよう、生きる希望を与えてほしい」。三田さんの言葉は、私の心に深く刺さりました。県内の盲ろう者は528人。うち211人は通訳・介助者の派遣や移動支援などの福祉サービスを利用しておらず、また、148人は市町村にも相談していませんでした。私は、「盲ろう者の悩みや課題に即した専門の相談窓口を」と、昨年6月の本会議で提言。それに対し黒岩知事は「必要な支援を届ける拠点づくりが必要だ」と開設を明言したのです。
介助者の養成研修も
神奈川県横浜合同庁舎内の支援センターは「最も多くの盲ろう者が居住し、交通の便の良い横浜に相談窓口を設置してほしい」との願いを受けて、本年6月の代表質問で、私が提案しました。センターでは専門相談員が常駐し、手話を手で触って読み取る「触手話」や指を点字タイプライターのキーに見立てて打つ「指点字」など、様々なコミュニケーション方法を駆使して相談を行います。藤沢市にある県聴覚障害者福祉センター内の支援センターでは、通訳・介助者の養成やスキルアップ講習等も実施されます。
開所時間は火〜金曜日の午前9時〜11時、午後1時〜3時(藤沢は土曜日も)電話・ファクス 0466・90・5727
メール moro-sodan@kanagawa-wad.jp
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日