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川崎中 サヨナラ、思い出の鉄塔 夏休みに解体

社会

掲載号:2020年2月28日号

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写真右側の校舎と比較すると高さがわかる
写真右側の校舎と比較すると高さがわかる

 市立川崎中学校(川崎区下並木・山本篤校長)の校庭に立つ鉄塔が今夏解体される。校歌の一節にもある学校創立当初からのシンボルの解体に別れを惜しむ声や、校歌はどうなるのかと心配する声も聞かれる。

 同校の開校は1955年。鉄塔はその前年54年に建ったとされるが、管理する東京電力にも古すぎて記録が残っていないという。

 「六郷渡る 朝風に 輝く雲よ 鉄塔よ 〜」と校歌(作詞 小林純一・作曲 中田喜直)にも歌われる鉄塔は長く同校のシンボルとして存在してきた。高さ34・6mの堂々たる姿で周りに高い建物がなかった頃は遠くからも学校がどこにあるのかすぐに分かった。

 作詞をした小林純一さんが既に亡くなっており定かではないが、山本校長は「高度経済成長期、躍進する京浜工業地帯にあやかって、その象徴ともいえる『鉄塔』を校歌に入れたのではないか」と推測する。

 同窓会会長の荒井善清さん(5期)は「川中卒業生にとって鉄塔は校歌の歌詞にもあるように校庭のシンボルだった。それがなくなることには一抹の寂しさを感じる」と思いを語った。

 2年生の平野麗羅(れいら)さん(14)は「校歌にも入っているからなくなるのはさみしい」、新城月菜(るな)さん(14)は「なくなると違和感を感じる」とそれぞれ語った。

 生徒会からはセレモニーをやりたいという話も出ている。

 山本校長は「いずれ教員も生徒も鉄塔があったことを知る人がいなくなる。モニュメントを建てるなど何らかの形で鉄塔があったことを残したい」との意向を示した。校歌の今後については未定だ。

 東京電力によると送電線の地中化を進めており、代替の電源が出来たことで鉄塔の撤去が決まった。3月16日から電線の撤去を開始し、鉄塔解体は騒音などを考慮し、授業に影響のない夏休み中に作業を行う。

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