川崎区を拠点に活動するまちづくり団体の「川崎区盛り上げ隊!」らは5月12日、同区の総合川崎臨港病院(渡邊嘉行院長)に手作りマスク300枚を寄贈した。
発起人で川崎区盛り上げ隊!の佐々木美香子さんは、友人や親戚が医療従事者だったことや、コロナ禍で切迫する医療現場をテレビで見て「何らかの形でエールを送りたい」と考えていたという。同隊が臨港病院の屋外スペースで定期的にマルシェを開催していた縁から今回の寄贈が実現。仲間のNPO法人幸区盛り上げ隊、鶴見区盛り上げ隊も賛同し、4月中旬からマスク制作を開始した。3隊のメンバー約30人で300枚のマスクを作りあげた。
川崎区盛り上げ隊!はもともとハンドメイド作品の制作や販売を行っており、佐々木さんは「自分たちの持つ技術を、今社会に必要とされていることに生かせて良かった」と語った。協力した幸区盛り上げ隊代表の倉林智美さんは、「患者さん方や介護関係の職員さん、ご高齢者の方にも役立てていただければ」と話した。
マスクのほかに、幸区盛り上げ隊が和菓子店と作ったオリジナルどら焼き「さいわいにゃんどら」20個と、3隊のメンバーたちから医療従事者への感謝をつづった色紙を贈った。
渡邊院長は「先月に比べ余裕が出てきたものの、依然マスクの不足は続いている状況。不安に感じる患者さんもいる中、多くの寄贈を頂きありがたい」と語った。マスクは今週をめどに同院の患者たちに配布していくという。
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