川崎市は、新型コロナウイルスの影響で活動の場が制限されている文化芸術の担い手を支援しようと、動画制作活動を対象にした奨励金を交付する。5月25日から応募を受け付けている。
奨励金の対象事業は、「文化芸術作品や文化芸術に関する子ども向けコンテンツ等のインターネット用動画の新規制作」。ダンスや演奏、絵画のライブ制作、アニメーションの短編映像といった作品や、楽器演奏の解説、自作紙芝居の上演といった子ども向けの動画の企画を募集する。採択後、制作された動画は動画投稿サイト・ユーチューブの「川崎市文化芸術応援チャンネル」で公開。活動を支援するとともに、動画投稿を通じて市民が文化芸術に触れる機会の提供を目指す。
申請できる人は、市内を拠点に活動実績があり、文化芸術活動による収入で生計を維持している、イベントの中止等で収入の減少が見込まれるなどの条件を満たす個人やグループ。奨励金は1人あたり5万円(グループは最大30万円)で、事業全体で600人相当の交付を予定している。
ピアニスト 国府さんが応援
同チャンネルでは5月19日から、多摩区出身で市民文化大使のジャズピアニスト・国府弘子さんの応援メッセージとピアノ演奏を公開。動画で国府さんは「この困難を乗り越えて、これからの未来の素晴らしい思い出のために」と語り、自身が作曲した曲「忘れないよ」を披露している。
奨励金の応募は6月10日締切(状況により早期終了の可能性あり)。詳細は市ウェブサイト内「川崎市文化芸術活動支援奨励金のご案内」。問い合わせはメール(25kw-art@city.kawasaki.jp)。
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