市内の写真館などで構成される「川崎写真師会」が初めて「写真供養」を実施する。関係者は「コロナ禍による自粛ムードの中、自宅の大掃除や整理作業の際に発見された捨てるに捨てられないような写真も供養しますので、持ち寄ってもらえれば」と話し、広く利用を呼び掛けている。
この取組みは想い出の詰まった写真を捨てるのではなく供養という形で別れを告げてもらおうというもの。全国的には各所で行われているものの、川崎写真師会による市内での実施は初。6月23日(火)から28日(日)までの期間に同会会員店舗(下欄参照)に写真やポストカードなどを持ち込めば、高津区久地にある「養周院」で供養を行い、持込者には後日その際の様子が報告される。
50枚までなら無料
今回持込みを受付けるのは「人や風景が映っている写真」や「アルバムに入ることなく不要になった写真」「置く所がなくホコリだらけになり処分に困った写真」「妊娠し産婦人科で貰ったエコー写真」など。
さらに気になるものが映り込んでいる、いわゆる「心霊写真」といった類も受付け可能。一人につきA4(レターパック)サイズ、写真約50枚までは無料、それ以上の量や、アルバムごとの供養などは別途費用が必要となる(フィルム、データは持込不可、額縁写真は要取り外し)。
折からの外出自粛要請などで、市内でも物置や押し入れの整理を行う家庭が続出。その結果こうした写真がかなりの量あるものと見られている。同会では「写真を捨てるのは何かと忍びないもの。ぜひ供養のお手伝いをさせてもらえれば」と話し、持込み利用を広くPRしている。
川崎区・幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|