幸区役所と川崎市総務企画局危機管理室は6月24日、幸区の東小倉小学校で合同避難所開設訓練を行った。
幸区役所の危機管理担当・東小倉小避難所運営会議・危機管理室の40人が参加した。
幸区役所はマニュアルに沿いながら、消毒・換気・動線分け・体調による避難スペース分けなど、コロナ禍での避難所の課題を確認。
危機管理室は東大生産技術研究所が開発した災害対応工程管理システム(BOSS)を使った訓練を実施。同システムは避難所開設の工程を500に分け、フローに沿って行動することで、人によることなく平準化した避難所が開設できるというもの。
体育館を半分に分け、区役所、危機管理室が同時に設営を開始。どちらが効率よく進むかも検証した。結果はBOSSを使った方が早かったが、システマチックで利用者への配慮が足りないなどの課題も見えたという。
幸区の担当者は「緊急事態宣言後初めての訓練。人材育成の点からも実施できて良かった。ソーシャルディスタンスを確保するにはスペースに限界があり、在宅避難も考えるべき。個人でハザードマップを見ての判断も必要になる」と語った。
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