川崎市教育委員会(小田嶋満委員長)は8月23日(日)、市立学校で来年度使用する教科書を決める臨時会を開催する。今回は、全面改訂された学習指導要領に基づき、中学校教科書の採択替えが議事の中心になる。
市は採択を前に、6月から市内8カ所で教科書展示会を順次実施。約270冊が並ぶ中、感染症対策として消毒や換気、定員を設けるなど対応した。市担当者は「今年はコロナ禍で制限される中で展示してきた。昨年は小学校、今年は中学校の採択替えという違いはあるが、来場者は例年の8割ほど」と話す。
臨時会は川崎市総合教育センター(高津区)で午前10時開会。昨年180人だった傍聴の定員は、感染対策のため62人に制限。午前9時に定員を超えた場合は抽選となる。抽選に外れた際も音声が聞けるよう、約40席をロビーに設ける。
教科書採択に対し、市民への広い情報公開を望む「教科書を考える川崎市民の会」では、中学校社会や道徳の内容を注視。「毎回問題となる育鵬社や自由社の教科書など、各教科を教育委員がどのような考えで決めるのか、傍聴で確認を」と呼びかける。
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