幸区の加瀬山で8月19日、さいわい加瀬山の会と川崎市公園緑地協会がセミの脱け殻調査を行った。参加者は加瀬山の会会員12人、緑地協会職員4人、ボランティア1人。
当日、夢見ヶ崎動物公園事務所前をスタートし、駐車場に向かう道路沿いの植え込みや木、芝生広場などを1時間ほどかけて調査。高い木の葉などにつかまっている抜け殻は長い竹を使って落とすなどして集めた。抜け殻は近くにかたまっていることも多く、緑地協会の職員によると「ある個体が脱皮した場所は、安全な場所なので集まってくることがある」とのこと。
採取後は種類ごとに分類。この日はアブラゼミ600個、ミンミンゼミ73個、ツクツクボウシ13個、ニイニイゼミ2個だった。
ボランティアで参加した伊藤和則さん(66)は「集めるだけじゃなく分類まですることは初めて知った」と語った。
橋本文夫加瀬山の会事務局長は「梅雨が長かったが数に影響はないみたい。ただ例年7月初旬からヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの順に鳴き出すのが、今年は7月下旬からほぼ同時期に鳴き出したのがいつもと違う」と話した。
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