秋の叙勲受章者が11月3日に発表され、川崎区選出の元川崎市議会議員・坂本茂さん(70)が旭日中綬章を受章し、喜びを語った。
受章の報を受けて浮かんだのが「感謝」の2文字。「大勢の人に支えられた。その力の結集です」と語る。
1991年に初当選。以来7期28年議員を務めた。市議長時代に力を注いだ議会改革は誇れる実績の一つだ。「実直に、ぶれずに」という政治スタンスの一方で、他の会派とも胸襟開いて意見交換をしてきた。「政治は理想論を語るだけでなく、それにどう近づけていくかがポイント。考え方が違っても懸命に共通項を探す。多数決は最後の手段だ」と、語る口調に熱がこもる。今回、他党のOBからもお祝いの手紙をもらったことは大きな喜びでもある。
今の川崎市議会については「世代交代が比較的に上手くいっているのではないか」とみる。現役議員の「かさぶた」にはなりたくないとの思いも強く、「みんな頑張れよ」と温かな眼差しを向ける。
引退後は妻の栄さんとの会話の時間も増え「若い時代に戻ったよう」と嬉しそうに語った。
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