臨港消防署(菅野浩一署長)と東亜石油株式会社京浜製油所(川崎区水江町/枦(はし)昭彦所長)はこのほど、「ブラインド方式」の訓練を実施した。相互の防災力向上を目的とした初の試み。
ブラインド方式とは、訓練のシナリオを事前に参加者らに知らせず行う訓練。臨機応変な対応力が求められる。
今回は市内で震度7の地震が発生し、同署管轄内で多数の火災が発生。東扇島地区で同社の石油タンクから油が漏えいして出火したとの想定で訓練が進められた。
臨港消防署には枦所長と松浦智之環境安全部長が、東亜石油には同署副署長が立ち会い、互いの指揮系統や現場の情報収集の方法、分析の仕方などを確認し合った。
菅野署長は「災害を想定外としないよう、実践同様のブラインド訓練を繰り返し、あってはならないその日に備えたい」とコメント。
枦所長は「消防署と事業所の管理職が相互に訓練の立ち合いを行なう画期的なブラインド訓練となった。今後の地震時における現場の安全管理と防御活動に大いに参考になった」と話した。
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