地元演歌歌手吉村明紘さん
歌で市制100年盛り上げ
新曲『KAWASAKI』で
4月19日
機能再編や建て替えが予定されている大師、田島支所に求められる新たな役割などについて住民らで検討する意見交換会が12月5日、カルッツかわさきで開かれた。住民同士や市民活動団体とのつながりの創出、世代間交流、子育て支援など多様な視点で新しい支所に求める機能について議論された。
川崎市は区の窓口サービス機能の体制見直しに合わせ、老朽化した支所の建て替えを検討している。今年3月には「川崎区役所及び支所の機能・体制等に関する基本方針」を策定。支所や地区健康福祉ステーションの申請、届出業務を区役所に一元化し、支所には新たに「身近な活動の場」や「地域の居場所」としての機能を加える方向で進めている。
意見交換会では新しい支所に求める機能について大師、田島地区の町内会自治会関係者や市民活動に携わる人、住民らがグループに分かれて話し合った。参加者からは「古くから住んでいる地元住民のつながりは強い」と同地区の強みがあげられた一方、「大型マンションも増え、新旧住民の交流が希薄」といった課題も指摘された。
こうした意見を受け、「世代を超えてつながれる場づくりが必要」「地域に入り込むきっかけに川崎区ならではの新技術やアートを活用した魅力あるイベントの開催」など、支所のスペースを活用した案が出された。現在の支所は自由に使えるスペースが限られており、使用者も限定的。幅広い人が活用できるフリースペースを求める声も多かった。また、市民活動のサポートや、出会いを創出する仲介役としての役割も求められた。
子ども支援にも着目。放課後の子どもの居場所やこども食堂の会場としての支所活用のアイデアもあった。当日参加した星川孝宜さんは「幅広い市民が活用できるコミュニティーセンターのような支所作りにつながれば」と話した。
市は今年度中に公表予定の実施方針案に今回の意見の一部を反映、その後の市民意見聴取の際などに具体化し、2023〜24年度ごろの機能再編実施を目指す。
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4月19日
4月12日