川崎区・幸区版 掲載号:2020年12月18日号 エリアトップへ

川崎市社会功労賞を受賞した 裵 重度(ぺェ チュンド)さん 川崎区桜本在住 76歳

掲載号:2020年12月18日号

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道なき道を切り開く

 ○…市の多文化共生施策の歴史は、この人を抜きには語れない。在日韓国人2世として日本人と在日外国人の交流を進める川崎市ふれあい館の開設に携わり、川崎市外国人市民代表者会議の設置、川崎市多文化共生社会推進指針の策定に尽力。市ふれあい館では90年から20年間にわたって館長を務め、地域の顔として知られる存在だ。

 ○…視点に据えるのは、マイノリティーの人権保障。日立就職差別事件や指紋押捺拒否運動、児童手当獲得、公営住宅入居資格のために先頭に立って闘った。市ふれあい館の開設では地域理解を得るのに7年の年月を費やした。現在はヘイトスピーチに対し「おかしい」と立ち上がる日本人が出てきたことを差別意識の変化と感じている。一方で外国人労働者を使い捨てるような実態も依然として残る中「差別をなくすには教育が大切」という。「市の多文化施策は差別を受ける当事者が声をあげ、変えてきた歴史がある。そのことを行政職員は忘れないでほしい」とも願う。

 ○…6人兄弟の長男として生まれた。家庭は貧しく、高校進学を断念。ただ、韓国人であることから多くの企業で採用されなかったという。その後、様々な仕事を経ながら高校、大学を卒業。73年には当時日本に来日していた後の韓国大統領・金大中氏(故人)の秘書兼ボディガードを務めた。「金大中拉致事件」に間近で遭遇した歴史の生き証人でもある。

 ○…地元桜本で「みんなの家(仮)」の建設に取り組むのが、社会福祉法人青丘社理事長としての大仕事。「地域に住む外国人、障害者、高齢者がどのように生活をするか考える実践の場となる」と強調する。ふれあい館に次ぐ共に生きる街の新たな発信拠点の完成に心躍らせる。
 

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