県政報告 ロボティックアーム手術始まる! 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
神奈川リハビリテーション病院に日本で初めて承認されたロボティックアーム手術支援システム「Makoシステム」が導入されました。
ロボティックアームとは、コンピューター制御された「機械の腕(アーム)」のことで、人工関節に置き換える手術の際、傷んだ骨を削ったり切除したり、人工関節(インプラント)の正確な設置をサポートします。
ロボティックアームは、人の手のようにぶれることがなく、精密、正確に動き、必要に応じて自動的にストップします。例えば車の自動ブレーキのようなもので、少しでも治療計画から外れた動きをしようとすると停止をし、靭帯や血管などの関節周辺の大事な組織を傷つけません。さらには、CTなどによる三次元画像データをもとに人工関節のベストの位置を判断するため、安全かつ高レベルの手術が可能になります。
人生百歳時代を最先端医療が応援!
ロボティックアームの導入は2019年第3回定例会代表質問で、公明党が提案していました。当時は全国に数台しかありませんでしたが、保険診療の開始に伴い、飛躍的に導入が進み、現在、県内でも3か所の医療機関(神奈川リハビリテーション病院を含む)に導入されています。
すでに、米国、ヨーロッパ、アジア諸国では20万例を超える手術実績があり、安全で術後の疼痛も少ないことなどが実証されています。
全国で人工関節全置換手術は年々増加しており、股関節全置換手術は年間7万例以上で、患者の平均年齢は68歳。膝関節では年間9万例以上で平均年齢は75歳です。手術数の増加の要因として、高齢化と医療の進歩が考えられます。
最新の医療で、人生百歳時代のアクティブな高齢者を支えてまいります。
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4月19日
4月12日